Inkstone Craftsman Trial Apprenticeship Program

Inkstone Craftsman Trial Apprenticeship Program

自由大学にて、雄勝で硯職人に弟子入りする3日間「硯職人弟子入り体験プログラム」(20141月31日〜2月2日)の募集が開始しています。

講義内容

石巻市雄勝町。景色がきれいで海の幸が飛び切り美味しい港町。東京から離れた雄勝でじっくり三日間、硯づくりにチャレンジする。普段はパソコンと向き合っている時間がほとんどな私たち。手を動かしてものを作るのなんていつぶりだろう?自分の感性をひらいて、汗を流してものづくりする。それも一日で終わりじゃなくて三日間。自然に囲まれた土地でのこの貴重な時間は、東京の日常生活では出会えない学びにきっとあふれてる。

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今回、硯づくりを教えてくれるのは雄勝町の硯職人の第一人者、遠藤市雄さん。遠藤さんは中学卒業以来、50年以上も硯をつくりつづけてきた。東北大震災で壊滅的な被害を受けた雄勝町は震災前は実は日本の硯の9割を担う硯の一大産地だった。震災で硯産業も大打撃を受け、一時は生産もままならない状況だったが、雄勝硯生産販売組合の澤村文雄さんを中心に再び硯の生産が始まった。組合に残った職人は遠藤さんただ一人となったが、それでも遠藤さんはのみを取り、毎日硯を掘っている。

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日常から縁遠い道具になってしまった硯。書道教室でさえ、今は墨汁を使うことが中心で墨をする人も少ないという現在。自由大学では、「文房具にこだわる~硯編~」そして、「石巻・雄勝硯ツーリズム」という学びの場をつくり、書道・文化・ものづくり・生産地、といった様々な視点で、東京でそして雄勝で硯について学んできた。そして、いよいよ硯づくりに挑戦する。書道をやってみることはあっても、硯をつくる体験なんて早々ない。それも2泊3日のガチだ。50年硯を続けてきた遠藤さんにとってはたったの3日間。だけど、静かに石を削る3日間は私たちに硯の魅力だけではない何かを得られる貴重な時間になることと思う。しかも場所は雄勝。美味しい海の幸も待っている。室町時代以来、硯を作り続けてきた静かな美しい町で硯づくりにチャレンジしてみよう。

詳細・参加申込は以下より↓

https://freedom-univ.com/lecture/suzuri-deshiiri.html

2014.1.10(金)